自分を認めてくれる学生らのおかげで生きがいができた

自分を認めてくれる学生らのおかげで生きがいができた

私は学生時代は個別指導塾で講師のアルバイトをしていました。長机の真ん中に座って、両隣が生徒というスタイルです。

隣が小学2年生の算数で、もう片方が高校3年生の英語だったりもします。私は英語が専門なので、それを中心に授業をしていました。

そこで働き始めたのは、単純に時給が良かったことと、家から近いという理由からです。ネットでたまたま見つけたので応募したら採用してくれました。

でも、正直子どもも勉強も嫌いです。それでもお金を稼ぐためならやれると思ったので続けました。

ところが、子どもたちの扱い方がわかってくると、これが自分でもびっくりするほど楽しくなっていました。あれだけ子ども嫌いを主張していたので今更と、何故か恥ずかしくなって周りには言いませんでしたが、学生時代に戻ったかのように面白かったのです。

とても単純なことですが、生徒が自分を頼ってくれること、話しかけてくれることが嬉しくて、先生がいい!と指名してくれた時はその日一日中ハッピーで、未だに忘れられません。

自分で言うのもなんですが、指名は結構されていて、私に言うのが恥ずかしいのか、子どもから親、親から教室長、教室長から私に伝わってきます。子どもは正直なのでその分お世辞でないことがわかり、余計に嬉しくなります。

もちろんイライラする場面もありますが、それは楽しい、嬉しいに比べれば微々たるものだと思えます。

私は先生と呼ばれるのは嫌いではありませんが、自分は生徒と一緒で全然偉くはないと認識しており、そのため生徒と同じ立場に立つことが多かったです。

勉強は教えますが、その他についての指導者でないことから同じ視点で楽しめたのかもしれません。

その時は自分の必要性なんてものを考えていたりもしたので、唯一自分を認めてくれる場所ができて嬉しかったなと振り返ります。

バイトが楽しいのはとても良いことだと思いましたし、自分が必要とされることがこんなにもありがたいとは思いませんでした。

また、学生らの学力を知ったことで、この子はこういう子だと個性がより深く知れたのも良かったです。

ADHDの子も多動性の子も、学習障害の子もいて、色んな子どもがいることをそこで知れました。知らなかったら、単にみんなひとくくりに勉強しない子と位置付けて、もっとイライラしていたかもしれません。

どういう子にはどんな対応をすべきかを学べた場所でもあります。教室長の理解もあり、私でもできたバイトでした。

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